フルーツの果糖は健康食材

フルーツの果糖は健康食材

「フルーツは糖分が多いから、食べると太る」と言って食べない人がいますが、これはかなりもったいないことです。なぜなら、フルーツは非常に優れた健康食材だからです。

これほどの優秀食材はめったにない

まずフルーツの糖分ですが、果糖の多いもの、ブドウ糖の多いもの、ショ糖の多いもの、この3つの糖分が満遍なく混ざったもの、といろいろあります。例えば富有柿などは果糖とブドウ糖が1対1で、ショ糖はないに等しいフルーツのひとつですが、ビタミンCやミネラル、ファイトケミカルが豊富なので、体にとって非常に有益といえます。

しかもフルーツの中身の80~90%はミネラルを含む良質な水分で、糖分は全体の10%前後。例えば1切れ120gのメロンなら、糖質はそのうちの11%程度です。何kgも食べるなら糖の害があるかもしれませんが、この程度の量なら問題はありません。しかも甘いのに糖化度(AGE)は極めて低い。AGE値が1,000ku以上だとかなり糖化しているとされますが、メロンは20ku、バナナに至っては9kuしかありません。ソーセージが6,700ku、ワッフルが8,500kuですから比較にならないほど低いのです。

今はGI(糖化指数)が低いほど健康に直結すると言われる時代。その意味でもフルーツは理想的抗酸化食物といえます。よほど食べ過ぎない限り、太ることもまずありません。

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