酵素×果実 = 朝食はフルーツを軽く食べる
Summary
※酵素カケルは、日頃のライフスタイルと酵素の関係性について紹介していく特集です。主に鶴見隆史医師の著書より、生活に役立つ酵素に関係する情報を惜しみなく紹介してまいります。
「朝ごはんをしっかり食べなさい」子どものころから、親や学校に先生からそう教わってきませんでしたか?1日を始める朝食では、しっかりエネルギー補給をしなければいけない。こんな風にいわれると、たしかに納得してしまいます。
しかし、人間の生体リズムからすると、朝ご飯をしっかりと食べることは、好ましいことではありません。
その答えは是非続きをお読みください。
今回の酵素カケルは、体のリズムがテーマ。
どうか、最後までお読みいただき、体の中から未来をつくることにお役立てください。
※以下の書籍より引用、紹介
鶴見隆史(2018)代謝を上げると、もっと健康になる!
あなたの体が細胞レベルで若返る酵素食 pp.110~113
(知的生きかた文庫:三笠書房)
朝食は「フルーツを軽く食べる」くらいでいい
午前4時から正午までは「排せつの時間帯」、正午から午後8時までは「栄養補給と吸収の時間帯」、そして午後8時から午前4時までは「代謝の時間帯」です。
多くの人にとって朝食の時間帯である午前6~8時は、この考えでは「排せつの時間帯」。胃や腸などの消化器官はまた目覚めていない状態なのです。内臓がフル回転を始めるのは、起床後3時間ほどたってからです。ですから、朝食時に加熱調理したポリュームのある食事を摂ると、消化不良を起こしやすくなります。朝食は、英語で「breakfast」。「fast」 には「早い」 という意味もありますが、本来は「断食」 という意味もあります。その「断食(=fast)」を「破る(Ⅱ break)」ので、朝食というわけです。
私の幼少時、昭和20~30年代の生活スタイルでは、夜はだいたい午後6時ごろに夕食を済ませ、それから12時間近く朝食までは何も食べませんでした。昔の人は毎日1回、半日近く、まさに「半断食」をしていたわけなのです。
そこで食べる朝食は、断食明けの食事になりますから、当然重くていいはずがありません。消化がよく、血液をきれいにする浄血作用があるものがベストです。つまり、フルーツを軽く食べるのが、朝食には最適なのです。人類が出現した600万年も昔からの長い年月、 「朝食にはフルーツばかりが食べられていた」という事実があります。
フルーツには、私たちの体を活生酸素の害から守ってくれる、抗酸化力の強いビタミン、ミネラル、ファイトケミカルや水分などの栄養素が豊富です。そのままフルーツを食べてももちろんかまいませんが、生ジュースにするとさらに消化がよくなります。たとえば、ダイコンとフルーツの生ジュースがおすすめ。
ダイコン5センチ、リンゴ1個、 レモン2分の1個、水1カップを入れて、ジューサーでよく混ぜます。リンゴは皮をむいて芯を取り、レモンも種が入らないように搾ります。胃腸に優しく、酵素がふんだんに含まれたジュースの完成です。
朝食を少し変えるだけで、代謝が上がり、イキイキと1日のスタートが切れること間違いなしです。

鶴見隆史医師について
医療法人社団森愛会理事長鶴見クリニック院長。1948年石川県生まれ。金沢医科大学医学部卒業後、浜松医科大学にて研修勤務。東洋医学、鍼灸、筋診断法、食養生などを研究。西洋医学と東洋医学を融合させた医療を実践。
病気の大きな原因は「食生活」にあるとして、酵素栄養学に基づくファスティングや機能性食品をミックスさせた独自の医療で、がんや難病・慢性病の治療に取り組み、多くの患者の命を救う。
3~5時間かけ問診や検査・処置を行うため患者数は1日数人に限定。酵素栄養学に基づいたファスティングメニュー(半断食)の提案だけではなく、ホルミシス(微量放射線)を発する玉川鉱石ドーム、ホルミシスサウナ、ゼロ磁場音響チェアでの物理療法。その他、水素点滴やPRA検査、そして、独自に開発し質を高め続けているサプリメントの処方。これらの治療により末期がんや難病に対しても大きな改善をもたらしており、その治療を求める声は国内にとどまらない。
執筆活動も精力的に行い、治癒症例、栄養学、ダイエットレシピなど、そのジャンルは多岐に及ぶ。特に酵素栄養学に関する本は第一人者の著書としてロングセラーとなっている。