野菜の旨みと栄養をまるごといただく"ベジブロス生活"のすすめ
からだと地球にやさしい「ベジブロス」習慣、はじめませんか?
日々の食卓に、やさしいうまみと栄養をプラスしてくれる"ベジブロス"。
野菜の皮や芯などを煮出した「野菜のだし」は、ヘルシーな食生活を続けたい方にぴったりの存在です。
この記事では、ベジブロスの基本やうれしいポイント、どんな野菜が使えるかをご紹介します。
■ ベジブロスとは?

ベジブロスは、Vegetable(野菜)+ Broth(だし)を組み合わせた言葉。
野菜の皮や芯、茎などを無駄にしないで作る"野菜のだし"のことで、ヨーロッパではベジタブルブロスと呼ばれる人気のだしになっています。
水に浸して加熱することで旨みと栄養が溶け出し、料理をまろやかにしてくれるエコなアイデア。
忙しい日々でも、簡単に栄養と旨みを取り入れることができます。
■ ベジブロスのうれしいポイント
ベジブロスには、「フィトケミカル」と呼ばれる植物由来の抗酸化成分がたっぷり。
特に、皮・茎・芯などに豊富な栄養が含まれるのが特長に数えられています。
- ・毎日の食事にうれしい栄養のひと工夫
- ・キレイと元気を意識したい方に
- ・捨てがちな部位を活かせる
- ・キッチンからできるサステナブル
■ ベジブロスに使える野菜の例
冷蔵庫の中にある野菜で手軽、栄養の宝庫!
以下のような食材はベジブロスづくりに活用できます。
- ・玉ねぎの皮(香ばしい香りと旨み)
- ・にんじんの皮やヘタ(自然な甘み)
- ・キャベツの芯(やさしい甘さとコク)
- ・ブロッコリーの茎や芯
- ・セロリの葉
- ・しいたけの石づき(うまみ成分たっぷり)
※ただし、煮込み時間や量によっては臭みや苦みが強く出る場合があります。特にブロッコリーやキャベツの外葉・芯は、長時間煮込むと硫黄臭が出やすいため、量に注意することが推奨されています。

■ ベジブロスの基本の作り方
冷蔵庫にある野菜の皮や芯を集めて、簡単に作れます。
- ①よく洗った野菜くず(皮・芯・茎など)を鍋に入れる
- ②水1リットルを加える
- ③中火で火にかけ、沸騰したら弱火にして30分ほど煮出す
- ④ザルでこせば、できあがり
冷蔵庫で2~3日保存可能。冷凍しておけばいつでも使えます。
■ 作るときの注意ポイント
- 調味料は加えず、素材のうまみだけで煮出すのが基本です
- アクが出たら、適宜すくい取りましょう
- 野菜くずは洗ってから使いましょう。農薬が気になる場合はオーガニックのものや、重曹などでの洗浄も◎
- キャベツやブロッコリーの芯などは長時間煮込むと硫黄臭が出やすいため、量を控えめにするのがおすすめです
■ ベジブロスはウェルネス習慣の第一歩
「きちんと食べて、きちんと整える」
そんなシンプルな積み重ねを目指すことで、ベジブロスはやさしい味方です。
ベジブロスを"つづける習慣"にすることで、無理なく食生活が整い、心と体の健康バランスが整います。
まずは1週間に1度のベジブロス習慣ではじめてみませんか?