ビタミンCの効果
食品業界においては、製品のビタミンC添加量を消費者にわかりやすく表現するために、「レモン○○個分のビタミンC含有」等のレモン果実の個数により表示を行っているものがありますが、これらの多くは、レモン果実1個当たりのビタミンC量として「20mg」を基準として採用しているのはご存知でしょうか。
また、ビタミンCは黄色で酸っぱいと思って居る方も多いと思いますが、実は無色で味が無い栄養素なのです。これは、黄色で酸っぱい食べ物でレモンが思い浮かぶのと、様々な飲料やサプリメントに「レモン〇〇個分のビタミンC」と書かれていることから、黄色いとイメージ付けられたようです。

酸っぱいと言うイメージ関しても、レモンよりも多くビタミンCを含有している野菜で、パセリやブロッコリー、赤ピーマン、芽キャベツなどがありますが、酸っぱい食べ物ではありません。
酸っぱいのは、レモンなどに含まれているクエン酸が酸味の元なのです。
では、なぜレモンでビタミンCの量を表現するかと言うと、レモン100gのビタミンC含有量がちょうど100㎎で、大人(15歳以上)が1日に必要なビタミンC摂取量と同じなので、レモン1個当たりのビタミンC量の「20mg」を基準として採用していることから、計算しやすい数値なので定着したとされています。
ビタミンCのお仕事

ビタミンCは、体の細胞と細胞の間を結ぶコラーゲンをつくるのに不可欠です。これより皮ふや粘膜の健康維持に役立ちます。また、病気などいろいろなストレスへの抵抗力を強めたり、鉄の吸収を良くしたりします。
さらに、抗酸化作用もあり、有害な活性酸素から体を守る働きをします。
活性酸素が体内で増えると、シミやシワなどの老化の原因や、がん、脳卒中、急性心筋梗塞など、様々な病気の90%が活性酸素が原因(残りの10%は菌による病気、感染症です) と言われています。
この活性酸素を除去するのに注目を集めているのが水素です。
ビタミンCは、悪さをしない活性酸素も除去してしまいますが、水素は「ヒドロキシルラジカル」と言う、身体に悪影響をもたらす活性酸素だけを除去する働きがあるため、がん治療等に効果があるので医療機関などでも取り扱われています。
また、他社製品に関しては不明ですが、イムノカーサで取り扱う水素サプリメントには、1カプセルでレモン約200個分の効果があります。
ビタミンCが多く失われる場面
風邪のウィルスを排除するのにビタミンCが戦うことで、急激に失われていきます。
タバコ1本で25~100mgのビタミンCが失われます。また副流煙でも失われていきます。
アルコールを多量に摂取することで、その分解を助けるビタミンCの消費も早くなります。
ビタミンCはストレスを跳ね返すメカニズムに関与しているため、普段の3~8倍の量が失われます。
運動をする事で、汗やエネルギー消費と共にビタミンCが大量に消耗します。
過剰に摂取しても吸収率が低下するため、残ったビタミンCは尿から排出されます。
「ビタミンCが熱に弱い」というは間違い
水溶性であるビタミンCは、野菜をゆでるとお湯に溶け出していくため、ゆで時間が長いほど野菜中のビタミンCは流れ出ていきます。 そのため、水を使わない加熱調理や、できるだけ短時間のゆで加熱が野菜のビタミンC保持に効果的です。
ビタミンCは美容や健康維持に必要不可欠な栄養素なのは、何となくお解りいただけたかと思います。日々の食事でとることは難しくない栄養素ですが、若々しく健康的な日々をおくるために、不足しがちな時にはサプリメントなどで補充してください。