アブラナ科の野菜は抗酸化作用が高い

アブラナ科の野菜は抗酸化作用が高い

ファイトケミカルが活性酸素を退治する

活性酸素は酸化力が強力な酸素のこと。
体内で大量にできると「体をサビさせて肌にシミやシワをつくる」と知っている人も多いでしょう。 ここで注意したいのは、活性酸素が肌だけでなく、内臓や骨などあらゆる細胞にダメージを与えて全身の健康を損ねるということです。 活性酸素を過剰発生させる食べ物は、酸化した油脂を使った食品や白砂糖、食品添加物などです。ほかに激しい運動をしたり、タバコを吸ったり、強いストレスを受けたりしたときや、肥満によっても発生します。
酵素にも活性酸素を除去する働きがありますが、植物に含まれるファイトケミカルという抗酸化物質は活性酸素を退治することに非常に長けています。 ファイトケミカルには様々な種類があり、ぶどうや緑茶に含まれるポリフェノールやトマトに含まれるリコピン、大豆の大豆イソフラボン、にんじんに含まれるカロテンなどはよく知られています。
アブラナ科は、イソチオシアネートという強力な抗酸化物や抗がん作用のある物質を含む野菜です。 普段の食事にふんだんに取り入れて、免疫力を上げてください。

アブラナ科の野菜による抗酸化

また、健康長寿について、45歳~74歳の日本人男女8万8184例の解析が行われた結果、アブラナ科の野菜の摂取量がもっとも多いグループは、摂取量が最も少ないグループに比べて、死亡リスクが男性で14%、女性で11%低下したそうです。特に女性では、心臓病や脳卒中の死亡リスクが著しく低下したのだとか。

アブラナ科の野菜紹介
キャベツ / 白菜 / ブロッコリー / 大根 / かぶ / カリフラワー / クレソン / 小松菜 / 水菜 / 菜の花 / カイワレ大根 / チンゲン菜 / ラディッシュ / ルッコラ / わさび / 芽キャベツ

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