断食中は、なぜ体調が悪くなる?

断食中は、なぜ体調が悪くなる?

断食(ファスティング)中は、だるい、眠い、頭痛、胃痛、吐き気など、人によってさまざまな体調不良的症状がでやすくなり、それらの症状を「好転反応」と言います。
好転反応は断食につきものの体の自然な反応です。 あわてず、怖がらず、あなたの症状にあわせて対応してください。

どうして体調が悪くなるの?

断食はどうして体調が悪くなるの?

断食によっておきる体の様々な反応を「好転反応」と言います。
主な症状には、吹き出もの、頭痛、肩こり、腰痛、吐き気、嘔吐、めまい、のどが腫れるなどがあります。これは次のような理由からおこります。

1、崩壊した細胞が血液になだれ込む。
2、肝臓から小腸にも、崩壊した細胞の物質がなだれこむ。
3、断食中の新陳代謝の過程で、炎症反応がおこる。

体に溜まっていた毒素や有害物質、老廃物が、血液中に押し出される過程で、好転反応が現れるのです。

好転反応は出る方が良い?出ない方が良い?

好転反応の出方

一般的に、細胞便秘(細胞膜・細胞内が汚れている状態)がひどい人や不摂生な食事をしている人ほど強く出ます。また、忙しくて体力が低下している人、肉や脂肪の多い食事を続けてきた人、食品添加物や加工食品を長くとり続けてきた人、もともと痩せている人、初めて断食する人は、好転反応が強く出る傾向があります。
逆に、細胞便秘が少ない人ほど症状が出ないか、弱くてすみます。ごく少数ですが、好転反応が全くでない人もいます。

好転反応は、断食するほとんどの方に何らかの形で出るものなので、あわてなくても大丈夫です。毒素が体外に出れば症状は治まります。むしろ、好転反応は断食に体が反応している良いサインと理解し、どんどんデトックスしましょう。

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