酵素×焼肉 = 健康的に食べる秘訣

酵素×焼肉 = 健康的に食べる秘訣

Summary


・肉や魚を健康的に食べる秘訣
・食後のフルーツがポイント

※酵素カケルは、日頃のライフスタイルと酵素の関係性について紹介していく特集です。主に鶴見隆史医師の著書より、生活に役立つ酵素に関係する情報を惜しみなく紹介してまいります。

肉や魚は加熱して食べる事が多い食材ですが、酵素は40℃くらいから死滅してしまうため、どうしても酵素不足になりがちです。そこで、肉や魚の栄養素と、酵素を効率的に摂取するポイントをお伝えしますので、是非参考にしてください。
今回の酵素カケルは、痩身、ダイエットがテーマ。

どうか、最後までお読みいただき、体の中から未来をつくることにお役立てください。
※以下の書籍より引用、紹介

代謝を上げると、もっと健康になる!

鶴見隆史(2018)代謝を上げると、もっと健康になる!
あなたの体が細胞レベルで若返る酵素食 pp.100~
(知的生きかた文庫:三笠書房)

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焼肉をお腹いっぱい食べても、「代謝が上がる」食べ方

ここまで、生野菜とフルーツの健康効果をお伝えしてきました。では、肉や魚はまったく食べてはいけないのでしょうか。もちろん、そんなことはありません。そんな食生活つらくて続きませんよね。肉や魚といった動物性の食べ物にも、いいところがあります。人間の体に不可欠なアミノ酸やビタミン群などが豊富に含まれているところです。
とくに魚には、アルファリノレン酸やDHA(ドコサへキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸) などの良質な脂肪が含まれています。とくにDHAはBBB(血液脳関門:脳に必要な物質だけを選別する脳の機構)を通過し、脳の機能を高めてくれます。また、体内の炎症を抑えるホルモンを分泌させたり、細胞膜を正常化したりと、人の健康には欠かせない油なのです。
魚を適量食べる分には、体にいい影響を与えてくれます。動物性たんばく質を摂るならば、肉より魚を選ぶようにするといいでしょう。どうしても肉を食べたい人は、週に400 グラム以内にするように心がけてください。
とはいえ、焼肉をお腹いっぱい食べたいときもありますよね。もし、焼肉店などに行った場合には、肉の倍以上の量の生野菜やフルーツを摂るようにしましょう。生野菜やフルーツの多量の酵素が、肉や魚の消化を助けてくれます
なかでも、「たんぱく質分解酵素」がたくさん含まれるフルーツは、肉料理のお供におすすめです。体内にもたんばく分解酵素はありますが、残念ながら加齢とともにその量は減ってしまいます。そのため、食べ物に含まれるたんばく質分解酵素を摂取して補ってあげることが大事です。
イチジクにはフィシン、キウイフルーツにはアクチニジン、メロンにはククミシン、パパイヤにはババインとキモババイン、パイナップルにはプロメラインといった、たんばく質分解酵素が含まれます。とくに、パパイヤはもっとも効果的です。
生ハムのメロン添え、 ステーキのパイナップル添えといったメニューは昔からありますが、これはまさに酵素栄養学的には、理にかなっているといえます。
ただし、いくらたんばく質分解酵素の豊富なフルーツでも、食後に時間をおいてから食べたのでは効果がありません。たんばく質の予備消化に、たんばく質分解酵素を有効活用することができないからです。
これらのフルーツは肉類といっしょに食べるか、もしくは食後すぐに食べることをおすすめします。また、酵素サプリメントを服用すると、さらにたんばく質の消化がよくなります。とくにプロテアーゼの酵素サプリメントは、たんばく質を見事に消化し、アミノ酸の体内での働きを活性化してくれます。

鶴見隆史医師について

医療法人社団森愛会理事長鶴見クリニック院長。1948年石川県生まれ。金沢医科大学医学部卒業後、浜松医科大学にて研修勤務。東洋医学、鍼灸、筋診断法、食養生などを研究。西洋医学と東洋医学を融合させた医療を実践。米ヒューストンでディッキー・ヒューラ博士などから酵素栄養学を学び、帰国後、酵素栄養学を広める。
病気の大きな原因は「食生活」にあるとして、酵素栄養学に基づくファスティングや機能性食品をミックスさせた独自の医療で、がんや難病・慢性病の治療に取り組み、多くの患者の命を救う。
3~5時間かけ問診や検査・処置を行うため患者数は1日数人に限定。酵素栄養学に基づいたファスティングメニュー(半断食)の提案だけではなく、ホルミシス(微量放射線)を発する玉川鉱石ドーム、ホルミシスサウナ、ゼロ磁場音響チェアでの物理療法。その他、水素点滴やPRA検査、そして、独自に開発し質を高め続けているサプリメントの処方。これらの治療により末期がんや難病に対しても大きな改善をもたらしており、その治療を求める声は国内にとどまらない。
執筆活動も精力的に行い、治癒症例、栄養学、ダイエットレシピなど、そのジャンルは多岐に及ぶ。特に酵素栄養学に関する本は第一人者の著書としてロングセラーとなっている。

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