酵素ダイエットのルールはこれだけ! - 前編 -
酵素ダイエットには6つのルールがあります。
そのルールを前編、後編で3つずつお知らせいたしますので、この機会に酵素ダイエットの知識を得て、健康的に痩せる食事の摂り方や食べ方を実践してみてはいかがでしょうか。
ダイエットのルール1:生野菜とフルーツを毎日食べる
息をする、手足を動かすことから、消化・吸収やあらゆる代謝まで、人間の生命活動に大きく関わり、なくてはならない栄養素が酵素です。体内に酵素が満たされていると、まず食物の消化・吸収がよくなり、すっきり排便ができ、代謝がアップ。なにはともあれ、この流れがスリムな体形作りのベースになります。

酵素は、生野菜やフルーツにもっとも多く含まれるため、生野菜とフルーツは毎日食べるようにしましょう。これが酵素ダイエットの大前提です。
酵素は熱に弱く、53度以上の加熱で活性力が失われてしまいます。そのため、加熱食は酵素ゼロ。体内で生産された酵素を消費するばかりなのです。
生食ならば、酵素を含み、自分で自分を消化できます。また、たくさん摂っていれば、 加熱食によって消費された酵素も補えます。
なお、「生食が多いと体を冷やす」という考えは間違いです。冷えたサラダやフルーツを食べたときなどは一時的に体が冷えることはあるかもしれません。しかし、体内で酵素がしっかりと働けば、消化・吸収がよくなることと酵素の力によって、血液がサラサラになり、末梢の毛細血管にまで血液がスムーズに行き渡るようになります。冷え性の人は、血液がドロドロであることが原因なので、酵素をたっぷり摂ることで解消されていきます。
また、「果物は太る」といった心配がある人も安心してください。チョコレート100グラムが約550キロカロリーであるのに対し、糖度の高いメロンでも100グラムで43キロカロリー。果糖やブドウ糖は消化がよく、さらには脂肪をエネルギーに変えてくれる作用もあるので、ダイエット中にはむしろ積極的に摂りたい食品なのです。
生野菜、フルーツは、摂り過ぎて困ることはまったくありません。
まずはこのことを忘れないようにしてください。
ダイエットのルール2:朝は酵素たっぷりジュース
健康のためには、朝食はしっかり食べるべき、という風潮があります。朝食のメニューは、トーストにハムエッグだったり、ごはんに味噌汁に焼き魚など、加熱調理された酵素ゼロの食物が多いのではないでしょうか。しかし私は、加熱食ばかりの朝食は百害あって一利なしと考えています。なぜなら、朝食の時間帯は、まだ消化器官が目覚めておらず、消化酵素も寝ている時間。そんなときに加熱食だけの食事を摂ると、消化酵素を浪費してしまい、必ず消化不良を起 こします。消化不良は、代謝不良につながり、痩せにくくなってしまうのです。
また、人間の体の生理リズムとしては、午前4時から正午までは「排泄の時間」。そのため私たちは、眠っている間に汗をかき、目が覚めると排尿をし、活動を始める前に排便をします。これが正しいリズム。
そんな時間帯に食べるものとしては、生きた酵素がたっぷり摂れて、消化酵素をムダ遣いしない生食がおすすめ。中でも、生のフルーツや野菜で作ったジュースが最適なのです。
ジュースであれば、酵素補給のみならず水分補給もでき、代謝や排便を促す効果も絶大。ミキサーやジューサーで素材を丸ごと粉砕してジュースにすれば、重要な食物繊維も摂取できます。酵素はすりおろすことで活性化 するので、その意味でも、生のままよりジュースがおすすめです。また、すばやくエネルギーになる果糖やブドウ糖が豊富なフルーツは、1日の始まりにふさわしいといえるでしょう。

もちろん、朝、忙しくてジュースを作る時間がないという人は、皮をむくだけのバナナやミカンで済ませても構いません。また、毎日ジュースだと飽きてしまう、ジュースにするフルーツがなかった、というときには、野菜を使ったすりおろしレシピなども、吸収しやすくおすすめです。
朝一番の食事で酵素を浪費せず、生命活動に欠かせない酵素をたっぷり摂ることができ れば、昼夜の食事も消化しやすくなり、代謝もアップ。痩せやすいサイクルが作れます!
ダイエットのルール3:昼・夜は生食を中心に
昼ごはん、晩ごはんは、基本的に何を食べてもかまいませんが、必ず生食をたっぷりと取り入れるようにしましょう。生食ゼロの食事は絶対に避け、生食と加熱食の比率は5対5を目安に、できれば6対4を目指したいところです。
なお、すべて生食というのもダイエット中の短い期間ならばOKですが、完全な生菜食を長い間続けるとホモシステインという毒物が体内に増え、病気を招きますので、これは避けてください。
加熱食のメニューも野菜を中心に、海藻類(わかめ・ひじき・昆布・海苔・もずく・めかぶなど)、いも類、豆類、魚介類などをバランスよく摂りましょう。
調理法は、油を使った揚げもの・炒めもの・焼きものよりは、蒸したり煮たりするのがおすすめ。余分な油分は、消化吸収を妨げます。

また、くり返しますが加熱された肉や魚などの動物性たんぱく質は、消化するまでに時間がかかり、食べ過ぎると消化不良を起こします。肉は週200グラム、魚は300グラム、鶏卵は週5個を目安にしてください。 主食については、白米や白いパンよりも、繊維質や栄養素がたっぷりの雑穀ごはんやライ麦パンを摂るようにしましょう。麺類ならうどんやパスタ、中華麺よりも、GI値が低い蕎麦がおすすめです。
後半では、外食の場合はサラダや漬け物をプラス、最初に生もの、腹八分目で終える、おやつが食べたくなったら果物を、について、詳しくご紹介いたします。