酵素×歩行
Summary
・ウォーキングと酵素の関係
・"歩く習慣"はバカにできない
※酵素×(カケル)は、日頃のライフスタイルと酵素の関係性について紹介していく特集です。主に鶴見隆史医師の著書より、生活に役立つ酵素に関係する情報を惜しみなく紹介してまいります。
今回の酵素×(カケル)のテーマは「歩く」。ウォーキングを取り上げます。ウォーキングと酵素の関係として代表的なものは、大きく2つです。
1つは、血中の中性脂肪を分解する酵素を活性化させ、動脈硬化を改善すること、そしてもう1つは、インスリンの分泌を節約できる体質をつくることです。もちろん、ウォーキングにより基礎代謝があがり、ダイエットやデトックスにも大きく貢献します。 日頃から体に気をつけ、酵素を補うことを意識すれば、習慣的なウォーキングが次のステージに上るための秘訣となるでしょう。
どうか、最後までお読みいただき、体の中から未来をつくることにお役立てください。
※以下の書籍より引用、紹介
鶴見隆史(2005)薬のいらない体は、酵素がつくる!
医者にかかる前に「食習慣」を変えなさい pp.168~
(知的生きかた文庫:三笠書房)
"歩く習慣"はバカにできない
普段、十分に体を動かしていますか?健康で元気に生活していくためには、やはり適度な運動は欠かせません。わかってはいても、運動習慣はなかなか身につかないものです。
そこでおすすめしたいのがウォーキングです。ジムなどに行く必要もなく、お金もかからず、誰でも、今日からでも始められます。
ウォーキングは心肺機能を高め、糖や脂肪を燃焼してくれますので、生活習慣病や肥満の予防・改善になります。
理想を言えば、1日1万歩、時間にして1時間以上ということになりますが、1回30分程度、週に2~3回歩くことができれば、みるみる体調がよくなっていくのが実感できるはずです。
どうしても時間のない人は、通勤時にひと駅分歩いたり、できるだけ階段を使うように心がけましょう。いつもよりやや大股で、少し速足で歩くようにするのがポイントです。
脚の筋肉を使うと、それがポンプの役割をして、血液が心臓にスムーズに戻るので、血流がアップします。新陳代謝が活発になり、老廃物が汗となって排出されやすくなるのでデトックス効果も期待できます。ホルモンバランスが整って、脳の働きもよくなり、うつ病の予防・改善にも効果があります。
私自身も原稿に行きづまると、よく散歩に出かけます。脚をしっかり動かすと、いいアイディアも浮かびやすくなるのです。
日光を浴びると、体内でビタミンDがつくられます。
ビタミンDは、骨を丈夫にし、糖尿病や高血圧、がんの予防にも効果がありますので、日差しを浴びながら歩くことをおすすめします。
このようにウォーキングはいいことずくめのうえ、適度な疲労をもたらしてくれるので、夜もよく眠れるようになります。
激しい運動は活性酸素を増やし、かえって老化を早めることもあります。ウォーキングはその点でも本当にちょうどよい運動なのです。
また、ふくらはぎをもんだり叩いたりすることも非常にいい健康法。ふくらはぎは「第二の心臓」とも言われ、血を還元する場所で、たいへん重要な筋肉なのです。ここはよくもむようにしましょう。
鶴見隆史医師について
医療法人社団森愛会理事長鶴見クリニック院長。1948年石川県生まれ。金沢医科大学医学部卒業後、浜松医科大学にて研修勤務。東洋医学、鍼灸、筋診断法、食養生などを研究。西洋医学と東洋医学を融合させた医療を実践。米ヒューストンでディッキー・ヒューラ博士などから酵素栄養学を学び、帰国後、酵素栄養学を広める。
病気の大きな原因は「食生活」にあるとして、酵素栄養学に基づくファスティングや機能性食品をミックスさせた独自の医療で、がんや難病・慢性病の治療に取り組み、多くの患者の命を救う。
3~5時間かけ問診や検査・処置を行うため患者数は1日数人に限定。酵素栄養学に基づいたファスティングメニュー(半断食)の提案だけではなく、ホルミシス(微量放射線)を発する玉川鉱石ドーム、ホルミシスサウナ、ゼロ磁場音響チェアでの物理療法。その他、水素点滴やPRA検査、そして、独自に開発し質を高め続けているサプリメントの処方。これらの治療により末期がんや難病に対しても大きな改善をもたらしており、その治療を求める声は国内にとどまらない。
執筆活動も精力的に行い、治癒症例、栄養学、ダイエットレシピなど、そのジャンルは多岐に及ぶ。特に酵素栄養学に関する本は第一人者の著書としてロングセラーとなっている。